Q&A
01/
試しに1回受けてみたいです。
これはテクニックなので、英会話やピアノのレッスンのように継続しなければ身につけることは難しいでしょう。
どんなことをやっているのか一度覗きに来ていただけると嬉しいです。
ぜひお越しください。
その時に、なぜ試してみたいと思ったのかを教師にお伝えいただくと、
あなたにあったレッスンを提供しやすいと思います。
02/
何回通えばよいでしょうか。都合がつかない日があり、継続できるか不安です。
だいたいプライベートレッスン10回前後で、レッスンで何をしているかが分かるようになり、20回前後で当初の目的が達成されることと期待します。
プライベートレッスンは自身と向き合うもの、グループレッスンは他者といる時の自分と向き合い、かつ他者をみることで自身の気づきを深めるものと言うこともできます。
プライベートレッスンは他の人がいない刺激の少ない環境で、自身に起きている事と向き合います。人がいる刺激というのは思ったよりも大きく強いものです。
グループワークは自身の中で起こる反応に待てるようになりはじめたときに、人がいる刺激のなかで自分をどうするかということが学べます。
プライベートレッスンとグループレッスンを行き来することは、自身のしていることに取り組む役に立つでしょう。
レッスンは自身のペースで通われることが一番ですが、取り組んだことはすぐに忘れてしまうので、しばらくはグループワークとプライベートレッスンを併用して、週1のペースで受講なさるとより効果的です。お忙しかったとしても、全く受けないのと月に1度受けるのとでは違いはあります。
1回のレッスンは何もしないより良く、5回のレッスンは1回のレッスンより良いです。
まずは、何回通えるかを考えるよりも、通える時に通うということを考えてみてはいかがでしょうか。
もし、継続する中であなたが「もっと回数を増やすべきだ。学びに時間を作りたい」と思ったならば、自身の情熱に基づいた、あなたに相応しいレッスン数が見つかると思います。
それは、あらかじめ決められた回数よりもずっと良いものではないでしょうか。
また、レッスンに来れない期間があるならば、先生は、レッスンに通えない日に何をするかを提案することも可能です。
03/
レッスンを受けている時、体に何が起こっているのかわかりません。
個人差がありますがしばらくわからない人もいるかもしれません。分からなくても何かは起きているので、ここは少し待ってみてください。英語を学んでいくと、はじめは何も聞き取れなかったのが、だんだんと聞き取れるようになることと似ています。きっとだんだんとわかるでしょう。
よくあることです。
それに、使い方の変化に時間がかかることもあるので、本当に何も起きていないかもしれません。
もし、自身の変化や動きに気づかないのだとしても、「自分が気づかないくらいの繊細な変化が起きているんだ」と、その細やかさを歓迎してはいかがでしょうか。
そんな繊細な変化を体験できるのもアレクサンダーの醍醐味だと思います。
「何かを見つけよう!」と一生懸命になったり 「わからない」と心配することで、その建設的で繊細な変化を邪魔してしまう場合もあるので、関心は持ちつつも「わからなくってもOK!」というオープンマインドで体験してください。
04/
他の方より、のみこみが遅く感じられます。不安です。「気づき」というのも何のことかわからないです。
人それぞれ学びの速度というものがあります。飲み込みが遅く感じても、2年、3年という時間で見ていけば、飲み込みが早かった人と同じくらいになっていることがほとんどです。どうか長い目で見てください。もし時間がかかったとしても、きっとそれは自分に必要な時間なのです。
気づきについては、前の答えに書いたように、英語を学ぶプロセスと似ていますので、わかる時が来るまで自分にじゅうぶん時間をとってあげてください。
教えられることをそのまま「のみこむ」よりも、あなたが何を体験し、どう思ったかを大切にしてほしいのです。
「のみこみが遅く感じる、不安だ」というのも、「気づき」ですよね。
そのような不安がある時にはぜひ先生に聞いてみてください。
客観的なフィードバックとともに、あなたに新しい提案をくれるかもしれません。
気づきは閃きのようにやってくる場合もあれば、悶々とした時間を経てゆっくり消化されかたちになるものもありますので、分からない時間も尊重してください。
人と比べずに、自分のペースを大切にしていくこともこのワークショップで学んでいる「自分の使い方」の一部だと思います。